私史和人殿

私はいつ葡萄の木を知ったんだろう。
多分首都圏でぼろぼろになって帰って来てから、
母と妹辺りで一緒に行ったのかな。
そして色々あって現在のカミサンとの縁談がまとまり、
両家顔合わせの時に選んだのがこの店だった。
私は義父さん、義母さんと
事前にお会いしていた。
とはいえお二人に両親を引き合わせるのは
非常～に緊張した覚えがある(-_-;)。
何を食べたかも覚えていない。

時は流れて今から七年程前に、
この場所でお見合いをセッティングした事がある。
前年度村内で自治会長だったＮ田さんから
息子さんに女性を紹介してくれないか？
と相談を受けたのだ。
実際に40そこそこの彼と、お会いして話を聞いた。
息子さんはガッチリして背が低くお顔は…(^_^;)。
非常に大人しい印象だが
一人で仕事を立ち上げて、
稼ぎはかなりいいみたい。
相手の条件としては未婚で年下であれば…との事だった。

誰かいないかな…(?_?)。
そうだ！彼女しかいない！
営業事務で途中入社して半年。
三十路に入ったもののスラッとして、
愛くるしい笑顔のチバちゃんだ(^o^)／。
彼女とメールでやり取りして、
お見合いの日までこぎつけた(^_^)v。


続く。